【ご報告】児童養護施設三帰寮さんでお金の勉強会を開催しました

こんにちは!世界マザーサロンの永井佐千子です。
たくさんの方々にサポートいただいている「子どもの自立支援事業」では、今年度は全国の児童養護施設へ「子どもが安心して社会で生きていくためのQ&A」冊子を配布していくことをゴールとしています。来年度はサポーターを増やし、全国の施設でお金や性の勉強会、食事のトレーニングサポートを行っていく予定で準備を進めています。 今回は一足早く、いつもお世話になっている長野市の児童養護施設「三帰寮」様にて、お金の勉強会を開催させていただきました。講師は「Q&A」冊子の監修もしていただいているファイナンシャルプランナーの氏家祥美さん。職員の方も交えて色々な質問も飛び交い、とても有意義な時間になりました。

 

手取りはいくら?固定費はいくら?

勉強会には今年高校を卒業する子が二人参加してくれました。初任給から実際に手元に入ってくるお金はいくら? 家賃、水道光熱費など固定費はどのくらいにおさえたらよい? 予備費や貯金は何のために必要? など、質問形式で子どもたちの考えを聞きながら、具体的なお話をしていただきました。 キャッシュレスが進む中、「お金の感覚」は鈍くなりがちなため、慣れないうちは現金管理がおすすめ。氏家さんのお金の勉強会では、「がんばって貯金しよう」「家計簿でしっかり管理しよう」というよりも、楽しく継続しやすい管理方法を具体的に学ぶことができます。「特別なこと」に使えるお金の枠も計画的に決めておけるので、ストレスを溜めずにお金をしっかり貯めていくことができるようになります。

自信をもって一人暮らしを!

最後は職員の方からもたくさんのご質問をいただきました。

どうしてもお金が足りないという時は?クレジットカードの使い方は?などなど、「どう子どもたちに伝えたら良いか」ということを真剣に考えられている職員の皆さんの温かさが感じられました。

子どもたちからは

「色々と話が聞けたので自信をもって一人暮らしができそう。」

「お金を貯めるのが苦手だけど、どうやって貯めたら良いかがよく分かった。」

「これだけ必要だからこれだけ蓄えておかないといけないという、自分の中での危機感も改めて認識することができた。」

という感想もありました。

そしてその後日、職員の方から「昨日、講座を受けた高校生の子が参加していない職員に学んだ知識を得意気に話していました!」となんとも嬉しいご報告が。人に話せる、ということは、自分の中にしっかりと話が入っている証拠。これが「大丈夫!」という自信につながっていくはずです。

困った時は一人で抱え込まず、すぐ相談できるように、そして私たち大人も相談された時にすぐ対応していけるように、これから体制を整えていきたいと思います。

誰もが力を抜いて自分の人生を幸せに歩んでいけるように、これからも応援していきます。

 

勉強会は、対面・オンライン、いずれも選択可能です。少人数(5名程度)であればパソコンが一台あれば大丈夫です。その他、詳細についてはお気軽にお問合せください。

世界マザーサロン

永井佐千子

世界マザーサロン 自立支援事業とは

子どもの自立支援事業 2017年より、子どもたちの「食事力」アップを目指し、食事力アップ!サポートプロジェクトを立ち上げ、児童養護施設で定期的に料理教室を開催しています。 そして2020年4月、子どもたちが社会に出てからも安心して前に進んでいけるようサポートをしていきたいと考え、「子どもの自立支援事業」を立ち上げました。全国にサポーターを増やし、みんなで支えあえる社会を創っていきます。Read more…

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