東京23区,どこに住むかで出産費用も違う? /Japan

出産一時金に加えて18万の助成金や誕生準備手当、またタクシー券や共通買物券など、、。そんな助成を受けられる区があるのをご存知ですか?naokoさんより報告です。2018年2月の最新版記事「出産祝い金から放課後クラブまで〜東京23区のさまざまな子育て支援2018年版〜/日本」も公開しています。

2018年2月最新記事:


出産祝い金から放課後クラブまで〜東京23区のさまざまな子育て支援2018年版〜/日本」では、出産後の経済的子育て支援も視野に入れながら、東京都23区を中心にご紹介しています。


少子高齢化に歯止めをかけるため、はたまた女性の就業を応援するためなど、出産に関する情報が新聞に掲載されない日はないと言える昨今です。出産にまつわる助成制度については、都道府県や自治体によってだいぶ変わってくるようですが、私の住む東京23区内はどのような状況になっているのか?気になって調べてみました。
20151026-東京23区,どこに住むかで出産費用も違う?
<出産にかかるお金はいくら?~東京~> も併せてお読みください。

出産に関わる支給額上位3区は港区、中央区、千代田区

例えば港区は、出産・分娩にかかった費用に関して、出産育児一時金に加えて18万円の助成金を上乗せしてくれます(出産育児一時金等と併せて上限60万円) 。また、中央区では妊婦には1万円のタクシー券、出産祝いとして区内共通買物券3万円分を支給しています。千代田区では誕生準備手当として、1回の妊娠につき4.5万円を支給していたりします 。
恵まれた制度があって羨ましい限りですが、実は、今あげた3区は23区内の出生率の高さで、上位3位を占める区となっていました 。さらに、死産率の低さでも上位3位、新生児・乳幼児死産率の低さでも上位8位内となっています(新生児死亡率について、千代田区はデータなし)。
分母となる住民数が各区で異なるため、以上の3区に純粋に「こどもの数が多い」というわけではありません。(0~14歳が最も多いのは世田谷区です!)他にも出産・育児に力を入れている区はあると思います。
やはり住民に占める赤ちゃんや子どもの割合が高ければ、出産や育児に力を入れたり予算をまわしたりしやすいのかな、そして自治体が産前産後と温かい目で見守ってくれるスタンスだと、女性も安心して無事な出産をしやすいのかな、などと考えさせられました。ちなみにこの3区は、各家庭の所得に応じた費用で産前産後の家事や育児のケアをサポートする制度も整えていて、金銭面以外での手厚さを感じました。
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国の少子化対策は?

今年(平成27年)3月20日には、国としても「少子化社会対策大綱~結婚、妊娠、子ども・子育てに温かい社会の実現を目指して~」 を閣議決定しました。もっと制度面や金銭面で、出産・子育て世代の背中を押していきたいと思ってくれているようです。
個人的には、「子育てしている人の、おじいちゃんおばあちゃんとの同居や近居を応援しますよ」という項目が、大家族制度への回帰のように感じられておもしろいな、と思いました。
これからは親と子だけの関係ではなく、おじいちゃんやおばあちゃん、そして広く社会を巻き込んで子育てをしていけたら本当に素敵ですよね!
2018年2月最新記事「出産祝い金から放課後クラブまで〜東京23区のさまざまな子育て支援2018年版〜/日本」では、出産後の経済的子育て支援も視野に入れながら、東京都23区を中心にご紹介しています。


【参考HP】
港区ホームページ
中央区ホームページ
千代田区ホームページ 
人口1,000人あたりに対する出生数のこと
東京都福祉保険局「平成26年人口動態統計(確定数)」第15表
東京都の統計ホームページ 
内閣府
naoko@japan
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