髪は神?―モンゴルの子どもの断髪式―

国によって子どもの行事は様々。今回は「赤ちゃんは三歳までは前世と繋がっている」と考えられているモンゴルから「子どもの断髪式」について記事が届きました!とってもかわいい丸坊主の子どもたちの写真も一緒にご覧ください♪

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断髪式と聞いたら舞台に立って、お世話になった方々が順番にハサミをいれてもらい、涙ぐむお相撲さんの姿が浮かぶ方が多いかと思いますが、モンゴルには子どもの断髪式というなかなか面白い風習があります。
男の子は夏になると野球小年のように坊主頭になる子もいるかと思いますが、女の子に対して丸刈りにすることは日本文化では非常に理解しがたいものでしょう。体格の良い力士ではなく、かわいい子どもの断髪式とはどういうものなのか、なぜやるのかを簡単に紹介しましょう。

三歳までは前世と繋がっている

赤ちゃんは生まれてから三歳ごろまでまだ前世と繋がっていて、あらゆることに敏感だと一般的に言われています。そんな敏感な赤ちゃんを守るのは髪であり、ある程度成長するまで髪にハサミを一切つけないという習慣がモンゴルにあります。そのため、ある年齢までは幼稚園生全員髪が長く、服装で男女の区別をします。
断髪式は前世と離れ、今世を生きる第一歩として見るところもあれば、赤子から一人の個人となる手段だと言うところもあります。いずれにせよ、誕生以来の大事なイベントなので、とても慎重に行われます。
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断髪式の進め方

男の子は数え歳で3、5歳の秋、女の子は数え歳で2、4歳の春に断髪式を行います。断髪式の日時や髪に最初に手をつける人を子どもの生まれた十二支で相性の良いのを選び、親戚や友達を招きます。宴会または食事会はアルコールを避け、日が沈む前にお開きになる決まりです。会場はレストランを予約する人もいれば家でやる人もいます。家でやる場合は、掃除やご馳走の支度でとても忙しく寝不足になる親も少なくないほど。
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断髪式当日は主役の子どもに綺麗な洋服または民族衣装を着せ、前もって決めていた一番手の人がナイフを真似た木の棒で髪を軽く撫でてから髪にハサミをつけます。そして、準備してある袋に髪束を入れて、もう一つの袋にお札を入れます。
この後、お客さんが年齢順に髪を切っていきます。お札以外には手土産を持ってくる人も多いので、主役はあまりぐずったりしません。切り終わったら、美容院で丸刈りにしてもらいます。これより後、髪はいつ切っても大丈夫です!
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成人してから丸刈りに!!

「銀頭」と可愛らしい別名をもつ坊主頭はモンゴルの人には身近なもので、「罪悪感」とは無縁です。髪質が変わり、綺麗な髪が生えてくるという評判があるほど。
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私個人は何らかの理由で子どもの頃に断髪式ができなかったので、成人してからやりました。もちろん、それまでに髪を切ったことがいっぱいあるので、式は非常に簡潔なやり方で済ませました。丸刈りにして美容院を出る時は、何故か体がとても軽く、ふわふわして普通に歩けているか不安にもなりました。あまりの軽さに、その日は運転を避けたほどです。
Mugi@Mongolia

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