子どもの成長を助ける朝ごはんの力~脳の活性化、肥満防止にも~


子育て研究所代表の佐藤理香です。
来月から春休みがスタートしますね。そして入学・進学の季節になります。新しい生活に慣れていくのは、子どもも大人も大変なこと。慣れないうちは気持ちが張って、いつも以上に頑張ってしまうものです。
そしてちょっと怖いのは、新生活に慣れたあとから。一気に疲れが出て、中には体調を崩してしまう子どももいます。特に、朝は“起きることができない”“食べたくない”“やる気がない”などと、様々な症状が出てきます。

朝食を食べない小学生は6%


小学生の子どもの朝食について調査した報告があります。「毎日朝食を食べますか?」という質問に対して、「1週間に4~5日食べないことがある」「ほとんど食べない」と回答した子どもは約6%もいるのです。
その理由で多いのはダントツで「食欲がない」(約48%)、「食べる時間がない」(約34%)というもの。こんな状況だからこそ、日本の学校では「朝ご飯を食べて登校しましょう」と教えられるのです。

なぜ朝食が大切なのか

今回は、東京都教育委員会の「乳幼児期からの子供教育支援プロジェクト」を参考にして、朝ごはんがなぜ大事か、食べない影響はあるのかを、3つのポイントでお伝えします。

ポイント1:頭の活性化


頭、正確には脳のエネルギー源はブドウ糖です。脳は、寝ている間もエネルギーを消費しているため、朝になるとエネルギーが不足している状態になります。朝ごはんを食べないと、ブドウ糖が足りないまま、いわば低血糖の状態でぼーっとしてしまいがちになります。脳にエネルギーがいかず、脳の栄養不足状態になるのです。
この影響は多大で、集中力が続かない、記憶力が低下する、元気に運動したり遊んだりできないなど、学童期の子どもにとっては大きな問題になります。

ポイント2:肥満防止・快便

朝ごはんを摂ると胃腸が刺激され排便が促されます。“朝はウンチをしてから登校する”という習慣は、朝食が前提にあってのことです。また、朝ごはんを食べないと、昼に異常にお腹がすいて一度に多量を摂ってしまいます。これでは、体のエネルギーの燃焼効率が悪くなり、基礎代謝が下がってしまうのです。

近年、子どもに増えている肥満や生活習慣病の要因にもなりえます。朝ごはんは、健康なからだ作りに重要な役割をもっているのです。

ポイント3:体のリズムを整える

人間の体温は、寝ている間は下がります。朝食を摂り、体に栄養がいきわたると、エネルギーが作られて体温が上がります。そのため、体の調子があがり元気に活動できるのです。朝ごはんを食べないと、体温は低いまま。
脳の温度も上がらないので、起きたばかりなのに眠い、午前中からあくびが出る、頭がぼーっとする、動きたくない……という状況になってしまいます。慢性的な人は、昼食を摂った後にようやく元気が出て、夜は夜更かしして、朝はまた体のリズムが整わない……。こんな悪循環に陥ってしまうのです。

いかがでしょうか?簡単にまとめましたが、“朝ごはんは大事!”と言われる理由がおわかりいただけたと思います。もし、朝の食欲がわかない、という場合は、夕ご飯の量を減らす、低カロリーなものにすると、すっきりと目覚め、食欲もわくようになるのではないかと思います。
新しい学年に向けて今のうちから一日の生活リズムを見直し、朝ごはんをしっかり摂って、親子で元気に一日をスタートできるようにしたいですね!

【出典】
・東京都教育委員会 http://www.nyuyoji-kyoiku-tokyo.jp/food_start.html
・日本スポーツ振興センター
By (株)子育て研究所代表 佐藤理香(RIKA)@Japan

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