ドイツの冬は寒く、日照時間も短いため、ドイツ人は夏のバカンスを思う存分楽しみます。子どもも大人も公園が大好き。そこに敷物を敷いて、ピクニック、日光浴・・・。公園といっても森や湖のある広い公園が、ベルリンには数えきれないほどあるのです!
シュツットガルトの公園で日光浴をしている人たち
(出典:ドイツのお話&アメリカのお話)
バカンスは日焼けのできるビーチや湖で
ドイツ人の外国旅行といえば、フランス、イタリア、スペイン、コロンビアなどです。欧州人は日焼けしているとバカンスを満喫した!という優越感があるようです。
そしてベルリンで過ごすドイツ人は、近場の湖で泳いだり、日光浴をしたり。海へ行くには、北海までいかなければいけないため、近くの湖で泳ぎます。湖でも砂浜になっているので、ビーチさながら。ヨットハーバーもあり、ヨット(ディンギー)、ウィンドサーフィン、今流行りのパドルボートもできるのです!
ベルリンには数多く湖が存在する
出典:(http://www.klassewasser.de/content/language1/img_zoom/karte_berlin_800.jpg)
湖での優雅なバカンス
今日は32度ととても暑いので、我が家も湖畔で1日バカンスを満喫しました。湖を見ながら、ゆったりと、ドイツ人風の夏休みを満喫してみました。朝から湖のほとりで本を読んだり、音楽を聴いたりしながら、たまには湖で泳いで遊びつつ、夕方まで過ごします。
砂浜があるので子どもも砂遊びができ、また湖も水深が浅いので、安心して楽しめます。ライフセーバーも監視しています。少し湖の奥では、水泳教室なども開催されています。
そんな中、木でできた柵のような壁を発見。その掲示板をよく見てみると…ここからは、写真撮影禁止、と書かれてありました。ん?なんだろう?…と、覗いてみてびっくり!
ヌーディストビーチは自由な身体の文化
なんと、この柵の先はヌーディストビーチだったのです!!ドイツはヌーディスト文化の発祥の地。ドイツのビーチには、水着専用、ペット同伴、ヌーディストビーチの3つのエリアに分けられています。
ヌーディストビーチは、FKKと呼ばれ、これは“自由な身体の文化”を意味します。この文化は18世紀のドイツで始まった自然回帰運動から続いているようです。最近では、若者はこれを好まない、という傾向にあるようですが・・・。
確かにベルリンの湖畔のヌーディストビーチは、年齢層が高いような気がしました。40代から70代の方がたくさん。おじいさんとおばあさんが手をつないで、裸で湖の砂浜をお散歩している姿も。裸でビーチバレーを無邪気に遊んでいる人もいました。
少し見ていたのですが、どんな人も自然体で違和感は全くありませんでした。グーグルマップで調べてみると、ベルリンでは他の湖にもFKKと書かれている場所を発見!
ドイツ人の夏休みの過ごし方は、ドイツ人らしく自然体。ほかの人の目を気にせず、太陽の光を浴びて思う存分堪能する。そこに醍醐味があるようです。
Iolley@Germany
iolleyさんの他の記事も合わせてお読みください。
・長期休暇をしっかり楽しむ!/ドイツ人の休暇の過ごし方
・テストは鉛筆禁止!~文房具店からみるドイツの教育~
・ドイツの小中学生の放課後の過ごし方
・何歳になっても大学で学べる!/Germany
・ドイツ人から見た東日本大震災311
・ドイツ人の食生活から学ぶこと、考えさせられること
・ドイツの電車の駅には、改札がない!?
・iolleyさんリレーインタビュー
ぜひリレーインタビューにご参加ください。
あなたの声を世界のママに届けます。インタビューはこちらから