元宵節の行事はとても活気にあふれています。伝統的な「元宵」を食べる以外は、灯篭に書かれたなぞなぞをあてる遊びや釣り提灯などの風習があり、それぞれの地区で特別な風習があったりします。とても賑やかで面白い元宵節の行事を皆様にご紹介します。
元宵を食べる
夫婦円満、一家団欒のシンボル。これが元宵です。
“湯円”に似ていると思いましたか?実際は、湯円と元宵は作り方も、中の餡も違います。湯円は、湿ったもち米粉をねって、丸くし、その中に餡を入れます。中の餡は甘いのも、しょっぱいのもあります。しかし、元宵は餡をサイコロ状に切って丸め、乾いたもち米の粉を入れた竹のふるいにのせて、中でゴロゴロ動かし、粉が付くようにします。
途中で水にくぐらせ、またもち米の粉を転がしてつけます。だいたいの大きさが中ぐらいになったら、竹のふるいを均等になるまで動かし、粉をまぶし、やっと元宵が食べられます。湯円に比べたら、作り方に手間がかかっています。
飾り灯篭を見物する、灯篭に書かれたなぞなぞをあてる
灯谜は、なぞなぞを灯篭に貼り、人々に灯篭を見物しながら、そのなぞなぞを解く遊びです。
でも、近年は各地で大きな灯篭会を行っているので、この遊びは少なくなっています。
ランタン飛ばし
このイベントは毎年新北市平渓郷で行われています。毎年、元宵節に平渓郷に数万人が来て、このイベントに参加します。夜、ランタンにみんなの願いをのせて、天へ向かって飛ばします。「たくさんのランタンが一斉に放たれる」場面は、とても壮観で、台湾を一躍世界の舞台へ導いた重要文化遺産です。
爆竹祭り
このイベントは南台湾の最も重要なお祭りです。毎年、台南市塩水区で行われます。何万人もの人を引きつけるこのお祭り。是非体験してみてください。
1885年夏、塩水地区は伝染病が流行り、何千人もの人が死亡しました。その地方の人々が神に祈ると、最後に武廟関聖帝君が、悪魔を抑えしずめるように言いました。人々は伝染病が流行っている疫区へ行き、天に向かって爆竹を放ちました。これが終わると、塩水の疫病は消滅しました。人々は神へ感謝し、毎年元宵の夜、先例に従って奇襲していたが、現在のような非常に有名な爆竹祭りへと姿を変えていきました。
爆竹を追うのは、自分自身の安全に特別注意が必要です。爆竹を放つ場面は、壮観で刺激的ですが、危険が多いです。そのため、参加する人々は、安全帽をかぶり、やけどを負わないように全身を風の透さないもので覆うことをお薦めします。
上記に紹介した以外に、とても有名なお祭りもあり、各地では独自に開催しているイベントもとても多くあります。でもこれらは新年の最もにぎわうイベントの例です!
みなさんが台湾に旅行に来た時、ぜひこの時期に来て、このにぎやかな元宵節のお祝いに参加してほしいなと思います。
By Eva Huang@Taiwan
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