日本人はたったの3人!
40代にしてこの春から大学院に飛び込んだ私ですが、いざ入学してみると、そこは予想外の驚きに満ちていました。
いちばん驚いたのが、留学生が多かったこと。進学のきっかけは、家計や経済についてもう一度学問として学んでおきたいというもので、国際交流などはまるで想定していませんでした。
大学院ですから、大学を卒業したばかりの20代女子に囲まれることは想像しましたが、いざ進学したら同級生10人のうち日本人は私を含めて3人のみ。あとは中国・ロシア・ウクライナからきた留学生でした。先輩たちも含めるとその出身国はさらに多岐にわたります。
これまでの「限界」は限界ではなかった!
続いて驚いたのが、その留学生たちの賢さと熱心さ。授業は日本語で行われますが、留学生というハンディキャップはまるで感じさせず、完璧なレジュメを作って流ちょうな日本語で発表していきます。
さらに話を聞いてみると、みんなあいまにバイトをしたり、中には子育て中の人もいたりして、そのバイタリティには驚くばかり。これまで自分が限界と思っていたものは、たいした限界ではなかったと、彼女たちとの出会いによって思い知らされました。
日本にいながらにして、海外の実態を知る
留学生に囲まれることになってありがたいと思うのは、以前から知りたいと思っていた各国の社会制度、女性の仕事や子育て事情などを、ちょっとした会話の中で教えてもらえることです。
各国事情を知りたいからと私が海外留学をしたいと思っても、仕事と子育てを抱える今の生活の中ではなかなか難しいでしょう。それに、もし仮にそれが叶ったとしても、私の今の語学力ではできる質問が限られています。ところが、日本にいる彼女たちは日本語がとにかく上手。そして、実にさまざまな国から学びに来ている才女揃いなのです。
「フランスの教育費は?」「ロシアの保育園事情は?」「中国の一人っ子政策について教えて」など、思うままに質問すると、彼女たちならではの視点ですぐに答えが返ってくるこの環境は、本当にありがたいと思います。
英語は大切なコミュニケーションツール
母国語、英語、日本語を自在にあやつる友人たちを見ていて、受験合格によってひとつの目標を失いかけていた私の英語学習にも、また新たな目標ができました。やりたいこと、知りたいことができた時には、英語というコミュニケーションツールを身に着けていることは、大きな力となります。
小学生で初めてローマ字を習った時から30年近く、ずっと英語にコンプレックスを持っていた私ですが、この2年間で英語が好きになりました。次回は留学も英会話スクール通いもしていない私の英語学習についてお話ししたいと思います。
By よっしー
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