まずは資金を考える
親子留学を考えたときに、最初にしなければいけないことは、親子留学の資金があるかな・・と計算してみることです。母と子で親子留学をする場合、母親自身に収入がない場合は夫からの送金が必要です。
現地でかかる費用については、
・現地での生活費
がメインとなります。
これらを計算して、どのような親子留学ができるかを考えます。使える予算に限りがある、というご家庭の方が一般的ですが、その場合はその予算内で生活していける場所を選んでいく必要が出てきます。
ドイツの公立校は学費が無料
ちなみにドイツでは、公立校であれば外国人でも学費がかかりません。生活費は日本と同じくらいと考えてよいでしょう。つまり、家賃と食費と雑費だけでOKです(インターなどの私立学校は、学費がかかります)。
ドイツでの親子留学期間を2年とした場合は、ビザ更新の必要がないため、すぐに始めることもできます。必要な書類を用意するだけですので、早ければ1-2か月で出発、ということも夢ではありません。まずは2年だけドイツに親子留学をするというのもおすすめです。
ちなみに我が家の場合、息子は最初の2年間で必死にドイツ語をマスターしていました。最初の1年目はかなり厳しいかもしれませんが、ここを乗り越えると、一気に世界が開けてきます。2年が過ぎるとドイツの子ども達とのコミュニケーションは全く問題がなくなってきます。
これまで、同じ学校で日本人の子どもと一緒になることはありませんでしたが、移民クラスやドイツのギムナジウムクラスの友人、更に趣味の習い事を通して友人がどんどん増えてきており、毎日楽しく過ごしています。
海外の方が教育費はかからない?!
日本では、小学校から塾通いが一般的となってきており、小6の塾代は年間で約100万円かかると言われています。さらにその先、中学・高校・大学を私立に進学する場合は、その教育費は総額で1000万円を超えてきます。そこに生活費の補助などもしていくことを考えると、莫大なお金が必要になってくることが分かります。
(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/375502/2/)
留学、というとお金がかかる、というイメージが強くありますが、こうした長い目で考え、そこで得られるもの、かかるコストを比較してみると、「親子留学」という選択は非現実的なことではないようにも思います。
どのような選択をするにしても、まずは現在の家計としっかり向き合っておくことが、実際の戦術(どの国にどのくらい、どのように過ごすか)につながっていくので、ぜひ資金面からの戦略を立ててみてください。
もし資金が足りないと思った時には、「親子留学を実現する秘訣は発想の転換」を読み直してみてください。
私は自分の直感を信じつつ、親子留学の目的と資金面を向き合うことで、今、息子とドイツに暮らしています。
この記事をお読みのあなたには、あなただけの親子留学プランがきっとあります。
次回、<チャレンジ親子留学>最終回では、留学によって大きく選択肢が広がる「子どもの将来」についてお伝えしますね。
By iolley@Germany 子ども教育シンフォニー代表
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「WMS Cafe 第6回 親子留学について考えてみよう!~ドイツの子ども達の様子から見えること~」
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