ハワイ、カナダ、オーストラリア?結論を出すのが難しい、情報過多の現代社会
親子留学をしてみたいと考え始めた時に思い浮かぶ国は、ハワイに代表されるアメリカや、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏を想定される方が多いのではないでしょうか。あるいは最近では、フィリピンやマレーシアなどに親子で留学されるケースもよく取り上げられています。
そして、これらの国の中から、気候や治安、自然環境や教育環境などを調べながら具体的な国を絞っていくケースが多いと思います。子どもが小さければ、環境汚染はどうか、水はきれいか、その他、全般的な安全面は特に気になるところです。
色々と考えなければならないことがあるので、「よし、この国に行こう!」とすぐに決断を下せる場合は少なく、多くの方はそれぞれの候補の国に関してインターネット等でリサーチを重ね、下調べに時間をしっかりかけられます。
このように、しっかりと時間をかけて様々な情報を集め、検討を重ねることは確かにとても大事なことです。しかしながら同時に、様々な情報が入ってくることでそれらの情報に右往左往し、「結局どの国が良いのだろう?」と結論が出せずに悩んだまま月日が経ってしまうこともよくあることです。
子どもの成長はあっという間!親子留学はスピード感も大切
子どもの成長は早いので、調べて、悩んでいるうちに、あっという間に子どもの学年が変わっていってしまいます。子育てにおいてはある程度のスピード感を持った決断も大切なのです。
私のお勧めは、まずはあまり悩まずに、1~2カ月でも良いので、どこでも気になる国に行ってみること。不思議なことに、数か月悩んでも結論が出なかったことも、実際に動いて、自分の目で見てみると、大体の見当がつくようになるものなのです。
国選びをする上で自分にとっては何が大切なのかが、直接現地に足を運んでみることで明確になってくると思います。
最も頼りになるのは自分の直観。自分の目で見て、感じて、選び取りましょう。
インターネット上には、オーストラリアが良い、ニュージーランドが良い、マレーシアが良い…等あらゆる情報が流れています。それぞれの国に良い点があります。しかしながらどの点が自分にとって、あるいは子どもにとって良いかどうかは、本人にしか分かりません。自分の目でみて、感じて、自分の直観に従うことが大切です。
我が家は、まずは「安全であろう」ということでオーストラリアを選択し、そしてたまたまケアンズにホームステイ先が見つかったのでケアンズに滞在することになりました。シドニーやメルボルンのことはすでに知っていましたが、ケアンズは当時まだ知らないところでしたので行ってみようというのもありました。
Cairns pier boardwalk
あとは、自分達の目の前にチャンスとして現れたものを選択していくことが手っ取り早いという考えもありましたので、ケアンズに行くことに決めました。
親子留学の相談を受けていると、色々と悩まれる方がいらっしゃいます。おそらく、「どこに行ったら効率的か?」、「損はしないだろうか?」…など様々な考えが浮び、迷われているからだと思います。しかし、そうして深く考えれば考えるほどかえって結論が出にくくなります。
必要なものは、必要だから自分の前に現れる
私は、自分の目の前に現れたものを選択していくようにしています。なぜなら、それは偶然現れたのではなく、その時の自分にとって必要なものだったから自分の前に現れたと思うからです。
現代社会において、このような考えや視点を持って進んでいくことはとても大切だと思っています。私たちが生きる情報過多社会において、私たちがアクセスできる情報や私たちに入ってくる情報は非常に多くなっていますが、情報の質は千差万別のため、あまりにも多くの情報を集めていると、それらに惑わされて自分がどう結論を出すべきなのかが分からなくなってきてしまいます。
私はシンプルに、「自分に必要なものは、自分の目の前に現れる。自分はただ、それに従えばいい。」という考え方の元、親子留学先も決断してきました。このような思いでいると、人生も好転していくということを私自身経験しています。
親子留学をしたいと考えたとき、色々な情報を調べると思いますが、調べて、最初にピン!と直観が働いたものを是非選択してみてください。そして可能であれば実際に現地に赴いてみて、自分の直観に直接耳を傾けてみる事です。
そうすることで、迷いがなくなり、その直観が実は最も自分にとって最適な選択だったということはよくある話です。
前回の記事(親子留学を現実にする秘訣は発想の転換)にも書きましたが、親子留学は上記に挙げたような英語圏だけでなく、非英語圏もありますので、可能性も広げて考えてみて頂くことをお勧めします。
みんなが良いと言っているから…ではなく、それぞれの直観で良いと思った国。それが最適な選択です。答えは意外とすぐそこにあったりするものです。
By iolley@Germany 子ども教育シンフォニー代表
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