2017年にベルリンへ親子で教育移住をしたsayakaです。移住後、日々、発見や驚き、日本との大きな違いに驚かされながら楽しく過ごしています。出国時、幼稚園年長・国立小2年だった子どもたちが育っていく様子を、これからお届けしていきたいと思います。
ドイツ移住を目指した理由
そもそもなぜ、移住をしようと思ったのか。これは色々な方から聞かれることですが、これからの時代、日本の中だけで、日本のことだけを考えていれば安心という時代ではありません。日本だけでなく、世界という大きな視点から客観的に今の世の中の動きを見る力は今後ますます必要になってきます。子どもたちには自然にそういったことを肌で感じさせてあげたい、と思ったことが理由の一つにあります。そして将来、英語だけでなく、第三言語を、と考えた時、ドイツでは第2言語、第3言語も同時に学ぶことができるといった点も決めてとなりました。
教育の在り方なども、ドイツには日本にない魅力があります。
子どもたちの良いところを精一杯伝えてくれる先生たち
子どもたちは今年1月より現地校へ通っていますが、2か月目に突入した頃、担任との二者面談がありました。「二者面談」と手紙にはありましたが、当日先生は3名。もちろんドイツ語が全く分からない私は手紙を書いていきました。内容はシンプルに、子どもたちの性格ととても楽しく学校へ行っているという内容。ドイツ語勉強中のため、このくらいが精いっぱい。
先生方も英語はほとんど話せないため、恐る恐る部屋に入るなり沈黙…。お互い言葉が通じないのだからしょうがないと思っていましたが、次の瞬間。最初に口を開いたのは子どもたちに大人気の太っちょ先生。恐らく苦手であろう英語で、必死に話してくれました。
「あなたの子どもたちはとっても素晴らしい。神の子。少しシャイだけど放課後はお友達ととても楽しく遊んでいる。」日本人にとっては少しむず痒いセリフで、「本当に?」と思いたくなるようなべた褒め。子どもたちの良いところをたくさん見つけていただき、ストレートな言葉で伝えていただきました。担任の先生もそんな感じで「私は彼らが大好き!」「彼らは天才!」と。
子どもたちも日々、このプラス言葉のシャワーを浴びているお陰か、とても楽しく学校へ通っています。
そして、英会話も瞬く間に上達!
子どもたちは日本で3歳より英会話教室へ通っていました。ただ漠然と「英語はできたほうがいい」「体験にいったところ子どもたちが楽しそうだった」ただそんな安易な理由からです。
そして、週一回たかが40分のレッスン、生活の大半が日本語の中で英語は習得される様子もなくただ悶々と過ごす日々・・・あるとき英語教師が放った一言。
「大半を母国語で過ごす中で幼児が英会話教室に週一通っただけじゃ一生喋れないでしょ・・・」
そうです、私もわかっていましたよ・・・。日本で英語を習得するには自宅でどれだけ英語環境にするかですよね。でも私はできませんでした。
しかしここドイツへ来てからのこと。ドイツ語なんて日本では聞いたことのない子どもたち。そこで、少しは馴染みのある英単語を使ってみたところ先生に通じたと嬉しそうに報告してくれました。それからというもの、日本で習っていた英会話の引き出しをこじ開け、英語でコミュニケーション取るのが楽しいそうで、日本で英会話教室に通っていた5年間よりもドイツの小学校での1週間でかなり英語が上達したと思います。もちろん日本で通っていた英会話教室あってこそですが、それを生かす場を作ってあげることで身になったという感じでしょうか。子どもに程よく危機感を与える重要さを体感いたしました。
気持ち次第で子どもは何だってできる!!
私はこれまで、キッズコア教室を日本で開催していましたが、この教室でも、課題をクリアするたびにとにかく子どもたちと一緒に喜び、できたところを認め、プラスの言葉をかけていきました。すると、次の課題が欲しくなる子どもが続出。気持ち次第で、子どもはなんだってできてしまうのです。自分はできる!大丈夫!というちょっとした自信が次に繋がっていくのです。
日本ではどうしても謙遜や建前からそこまで思い切り褒めるということが出来ない環境ではないかと思います。しかし、子育てをする中で親の多くは生きていく力・自分でどうにかする力を育てたいと思うのではないでしょうか。それを育てるために必要なのは『根拠のない自信』。
つまりは『自分は出来るんだ』という気持ちを植え付けてあげることではないかと思います。それはきっと、どんなことでも「できた!」ということがあったら、『過剰なくらいに一緒に喜ぶ、認める』ことも一つの手段ではないかということを、先生方との面談を通して、改めて感じました。
人と違ってもいい。まずは間違ってもやってみる(言ってみる)チャンスがここベルリンの小学校には沢山あると感じています。
中学の時に第五腰椎分離症を発症し、腹筋背筋を鍛え続けなければ
子どもを産めないと言われる。子どもながらに試行錯誤し、腹筋背筋はほぼ毎日
欠かさずしていたものの知識不足から度々発作。
更に、マタニティ期間中に腹筋背筋は衰え、産後激痛に。
その後、ピラティスと出会い、資格を取得。その後、子連れで通えるピラティス教室「Pilates style la pilica 」を開講するほか、マタニティーピラティスインストラクター資格も取得。
また、子どもが成長するにつれ、最近の子どもたちの運動不足や姿勢、コアの弱さなどを知り、キッズコア体操普及員となり体操教室を主宰。新体操教室のトレーニングや幼稚園の体操教室などでキッズ・ジュニアの体力強化活動をする。
現在は体を作る「食」「環境」「教育」への興味から、ドイツのベルリンにて親子留学中。2女の母
LA PILICA LIFE
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