ママにとって、新生児が昼夜逆転してしまうことは産後にしっかり休めないことに繋がります。そのため、新生児にはできるだけ早く、目が覚めたら夜が明ける、というリズムを教育していくことがより良い育児の質と情緒を保つことができるようになります。
夜、しっかり眠ってもらうために!【基礎編】
胎教から始める
沢山の先輩方の経験によると、新生児の生活はママのお腹の中にいる時とほとんど同じなのだそうです。そのため、妊娠時からママと生活リズムを養っていくことができます。やり方は、
・日中はお腹の子どもとお話をする。音楽を聞かせる。
・夜は早めに寝る。もし寝付けなくても、横になって休みを取る、本を読むなど。
新生児教育
胎教から始めたとしても、新生児が産まれてすぐに昼夜区別することは不可能です。ですので、やはりトレーニングは必要です。お腹の中から始めておけば、トレーニング時間は比較的短くなる、というだけ!トレーニング方法は以下の通り。
・眠る前にお腹いっぱいにさせる。但し、赤ちゃんが飲める範囲内で。
・眠る前はテレビは消して静かに。静かな状態で授乳。
・飲み終わって、げっぷをさせたら電気を消し、赤ちゃんに寝る時間だということを知らせる。
・大人の活動もきっと一段落。できたら一緒に寝る。
・最初の数日は赤ちゃんが不安な声を出すこともあるかもしれませんが、ママは赤ちゃんが安全であることを確認すればOK。
・日中は特に安静にする必要はありません。
テレビの音量も通常のままで大丈夫。このような状態であれば、赤ちゃんも昼間を意識し、突然の音に驚くこともなくなります。
新生児はとても聡明です。このような方法で何日か過ぎたら、昼夜の区別もつくようになります。私の二人の子どもを産んだ経験では、上の子は6日、下の子は3日で『寝て起きたら夜が明ける』、ということを学んでくれました。真夜中に授乳やおむつ替えの必要はありません。産後の身体をいたわることでとてもリラックスします!
夜、しっかり眠ってもらうために!【実践編】
新生児の生活リズムの整え方について、注意事項&テクニックを私なりにまとめてみました。
寝る前のポイント
・私の二人の子どもは共に母乳でしたが、寝る前はできるだけ沢山あげて満腹感を感じさせるようにしていました。成功率はとても高いです!
・寝る前の授乳後、必ずげっぷをさせてから寝かせる。時には、飲み終わってから寝るまで、20分程抱っこしたまま立ち、消化を助けていました。もしげっぷがない場合は30分程赤ちゃんのそばで横になり、横になるのを防いでいました(左側に寝ると胃食道を逆流させ、右側に寝ると胃の中の空気の排出を加速させます)。
・寝る前にきれいなおむつに交換(飲み終わって寝るまでの30-40分前くらい)。たくさんのおしっこがこの時見られます。きれいなおむつに変えて寝かせると、時々朝でも綺麗な時がありますし、少し湿っている程度の時もあります。このような状態でしたら、赤ちゃんの眠りを妨げることはありません。
・もしできたら、寝る前の授乳時間は固定(例えば、毎晩9時)。
・充分にげっぷをしていたり、大きな赤ちゃんである場合を除き、飲み終わってすぐに寝かせない方が良いでしょう。先に枕に布を敷いておき、30分程は横向きにしておくと、おっぱいを吐いてしまっても、心配ありません!
・赤ちゃんが寝る時は必ず消灯。(明るすぎると発育にもよくありません。台湾のある新生児科の医師は、夜電気をつけたまま寝ると、子どもの依存性が養われやすくなり、将来的に自立しにくくなる、と言われています)
赤ちゃんが就寝中のポイント
・真夜中でも時々赤ちゃんの状態をチェック、赤ちゃんを安全な状態に。最初の数日は、お腹が空いてしっかり寝られないかもしれません。泣いていないようであれば、軽くトントンとする程度で大丈夫。わざわざ起こして授乳をする必要はありません。
小児科の医師は、新生児に必要な睡眠時間は18時間としています。寝ている間、特に夜の間に成長ホルモンの分泌がとても盛んになります。そのため、睡眠は新生児にとって大変重要であり、充分な睡眠をとることが赤ちゃんの情緒をより明るくすることになります。
毎朝起きた時、赤ちゃんが私に向かって笑顔を向けてくれることは本当に嬉しいことです!
充分な睡眠と安定した生活リズムは互いに密接な関係にあります。安定した生活リズムを作っておくと、赤ちゃんも次に何をするか、を理解するようになります。目が覚めても焦って泣くことはありません。なぜなら、赤ちゃんはママが自分のためにおいしいおっぱいを準備してくれていることを知っているからです。赤ちゃんの安心感が増すと、情緒も安定してきます。
ママは赤ちゃんの安心の源です。でも、安心感とはずっと赤ちゃんを抱っこしていることではありません。赤ちゃんは、ママとの暗黙の了解を養い、安定したリズムを作る。これこそが赤ちゃんが本当に求める安心感ではないでしょうか。
By Eva Huang@Taiwan
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