タイの母の日は8月12日
サワディーカ
皆さん、こんにちは!
8月12日はタイの王妃陛下のお誕生日です。タイの母の日でもあります。この日は12月5日の父の日(国王誕生日)と同じく、タイ国民にとって重要な祝日の一つです。「母への感謝」をテーマにして、一週間ほど前から王妃陛下の写真や祝福の言葉が街いっぱいに飾られます。王妃陛下の色である青色の洋服も洋服売り場の一番目立つところに置かれます。
家族で学校で盛大に母を祝う
そして母の日になると、どこも渋滞するほど賑やかです。みんなは青い洋服を着て、お母さんを遊びにつれていきます。日頃の家事から解放してあげるために、もちろん外食です。
学校でもイベントを行い、親を学校へ招待します。そこで、子供たちが踊ったり歌ったり、手作りのプレゼントを用意します。タイならではの感謝の表現かもしれませんが、そのプレゼントを跪いてお母さんへ差し上げます。プレゼントをもらったお母さんも子供へ祝福の言葉を送ります。自分の子供たちの真面目な姿をみて涙を流す親もいるようです。
親への感謝を伝える教育を大切にするタイの国民性
「親への感謝」を教育の一環として教えるのは非常に良いことだと思います。中国でも色々な祝日はありますが、母の日はなんと舶来品のアメリカ式です。その上にあまりにも宣伝が足りないせいで、母の日がいつなのかわからない人も少なくはありません。「中国は感情の表現が苦手」を盾にして、いつの間にか親の苦労を当たり前のことだと思ってしまう人が増えています。それは危ないことだと思います。
子供から感謝されるのはもちろんうれしいです。ただそのためだけにお礼を言うことを教えるわけではありません。家庭関係は社会関係のシミュレーションだと私は思います。身近にいる親から感情表現を学びながら成長していきます。
もらうことを当たり前だと思う子供たちが社会人になっても「苦手だから」と言っていたら、冷たい人間になってしまいます。そういった大人たちの作った世界もきっと冷たいものになるでしょう。。。
まずは大人が素直になろう
子供に「ありがとう」と言われたら、どう返事しますか?心の中では嬉しくて思っていても照れ隠しのためか「なに変なこと言ってるの」と答える親もいるようです。照れ隠しとかがまだわからない子供にとっては、せっかくの感謝の気持ちを拒絶されたように感じるのではないでしょうか。そして「ありがとうということは変なことなんだ」と思うようになってしまうかもしれません。
やはり、まず親から素直にならなければなりませんね。子供には、愉快な気持ちをもたらす言葉を照れずに言いましょう、と教えたいです。建前や偽りではなく、好きは好き、かわいいはかわいい、感謝の時もちゃんとありがとうと素直に自分の気持ちを伝えてほしい。言われた自分ももちろん大声でどういたしまして!とお返事。まずは温かい家から始めていきましょう♪
Yuki@Thailand
タイの病院であった衝撃の熱を下げる方法(「熱が出た時はこうする!」)や、タイに住むママたちからの生の声(インタビュー)など、、「タイの記事」はこちら
yukiさんの記事はこちら
・タイの子供の日
・我が家の離乳食―中国、日本、タイ3カ国文化大衝突
・思わずよだれが!!バナナの美味しいレシピ/Thai
・yukiさんインタビュー
ぜひリレーインタビューにご参加ください。
あなたの声を世界のママに届けます。インタビューはこちらから