クリスマスイブは家族で
日本では、素敵なカップルがクリスマスディナーを楽しむ光景をよく目にしますが、ドイツでは、日本のように24日のクリスマスイブに素敵なレストランでディナーをすることはできません。24日は14時には全てのお店やレストランが閉まってしまうのです。みなさん、足早に家に戻っていきます。
家族で集まって、静かにクリスマスイブを過ごすのでしょう。また、親戚やおじいちゃん、おばあちゃんの家で過ごしたり、お墓参りをしたりもするようです。
ドイツでは、12月25日と26日は、祝日になります。今年は、27日が日曜日なので、3日間、すべてのお店がお休みになります。
「クリスマス商戦」という言葉がある日本と比べると大きな違いですよね。
ツイッターなどを見てみると、欧州在住の日本人の方は、やることがない、暇だ、と書かれている方もいますが、クリスマスの歌にあるように、サイレントナイト、ホーリーナイトというのが、まさにぴったりで、静かに、家族で家の中で、聖なる夜と当日を過ごすというのが、ドイツのクリスマスの本来のあり方のようです。
我が家では、12月6日の聖ニコラウスの日にも、12月24日にも、お隣のお家から、小さなクリスマスプレゼントを頂きました。学校でも、最終日にはクリスマスプレゼント交換をするようです。
ドイツのクリスマスのケーキといえば、シュトーレンです。こってりとした、密度の濃いケーキで、レーズン、レモンピール、オレンジピールを練りこんで焼き上げ、仕上げには、粉砂糖をかけます。日持ちがしますので、お土産にも重宝され、素敵な缶入りのシュトーレンもあります。
ドイツが誇るクリスマスの素敵な装飾
さて、ドイツのクリスマスの装飾については、クリスマスツリーのほかに、いくつかの素敵なものがありますので、ご紹介します。
1.クリスマスピラミッド
木製でできた装飾品です。ろうそくを灯すと、飾りが回る仕組みになっています。ろうそくで灯されると、ロマンチックですね。
2.シュビボーゲン
3.くるみ割り人形
こちらは、バレエ音楽にもなり、有名ですね。ニコラスから、兵隊まで、様々な種類があります。また、スモーカー人形もあります。
4.クリッペ
キリストの生誕の様子を人形で表したものが、クリッペです。有名な木彫りのクリッペの発祥地は、ドイツの南部です。高価なものなので、1つ1つ買い足していくようです。
街を見てみると、まだまだいろいろおもしろい発見がありそうです。装飾も木でできた繊細なオーナメントがたくさんありますので、今後、毎年買い揃えていくのも楽しみです。
では、2016年も皆様にとって素敵な年でありますように、心をこめて。
ドイツのベルリンも今年は暖かいクリスマスでした。
iolley@German
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