アフリカ大陸の南東部に位置するポルトガル語が公用語のモザンビークに、日本人家族4人で住む
モザンビーク共和国はアフリカ大陸の南東部に位置し、公用語はポルトガル語です。日本の約2倍の面積の国土に約2600万の人々が暮らしています。アフリカの日常とは、あまりイメージが沸かないかもしれませんが、私が住む首都のマプトには大きなスーパーマーケットやレストランなどがあり生活には不自由しません。
私は現在、夫と3歳児と10ヵ月児とともにマンションで暮らしています。モザンビークは家政婦さんを雇う家が一般的で、我が家にも一人来てもらっており、家事手伝いのほかに10ヶ月の娘の面倒をみていただいています。家によっては家政婦さんとは別に乳母さんを雇う方もいます。
私は専業主婦ですが、産休のあと復職する方も多く、乳母さんや家政婦さんの存在はかかせません。仕事に就き、出産・育児がひと段落ついた後に、学校に通いなおす方もたくさんいます。(小卒・中卒、妊娠による中退が多いためです)。
モザンビーク 首都マプト
医療と教育は公立・私立があり、息子は安全面を考慮して地元の私立幼稚園に通う
赴任前に不安を持っていた医療や教育事情ですが、公立・私立病院、公立・私立学校と選択肢があります。公用語がポルトガル語ですので、学校は公立学校(ポルトガル語)、私立のポルトガル語、英語、フランス語学校など希望に応じて選択することが出来ます。こちらの義務教育は日本とは異なり、6歳からの小学校のみです。期間も7年間。現地の子どもたちは公立の小学校に通うのが一般的です。
我が家は、折角モザンビークに住んでいるのだからという理由で公用語を使用している私立幼稚園を選びました。教育の質もそうですが、園の安全面も重視しています。アフリカということもあり、アジア人は肌の色が目立ちます。
私立に通園、通学する家庭は、基本は車で送り迎えがあるか、スクールバスを使用しています。息子は2歳3ヶ月から通い始め、まる1年経ちました。ちょうど、言葉が本格的に発育し始めた頃だったので、異なった言語の環境でもすんなり馴染み、今は学校ではポルトガル語、家では日本語を話しています。これまでのところ、特に大きな問題もなく毎日楽しそうに通園しています。
温暖な気候でも風邪をもらってくる息子
温暖な気候で、首都のマプトは冬の季節もセーター一枚で事足りるくらいです。年の半分以上は気持ちの良い気温で過ごす事が出来るのですが、意外に寒暖の差があります。日中は暑くなるのに、夜は冷えるためか、息子が幼稚園でよく風邪をもらってくるのは、万国共通の悩みですね。
totuku@mozambique
totukuさんの他の記事も合わせてお読みください。
・モザンビークの子どもの遊び
・モザンビークの出産
・消えつつあるモザンビークの「お母さんの味」
・totukuさんリレーインタビュー
ぜひリレーインタビューにご参加ください。
あなたの声を世界のママに届けます。インタビューはこちらから