我が家の離乳食―中国、日本、タイ3カ国文化大衝突

中国に生まれ、日本人の男性と結婚し、タイで子育て奮闘中のyukiさん。「三か国にお世話になった出産」に引き続き、離乳食を開始しようとしてもそこに3か国の考えが立ちはだかります。さてyukiさん、今回はどのような選択をしていくのでしょう?

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離乳食を始めるタイミング

現在タイにいる私達は、いろいろな壁を経験しています。tomoが生後4ヶ月の時、おばあちゃんは自分の昔の経験に基づき、tomoに離乳食をあげました。タイでは生後4ヶ月で離乳食をあげる昔の方法に頼る人も多いですが、タイの小児科は世界衛生組織標準に合わせて、生後6ヶ月から離乳食を始めるようにすすめています。
そこで私達は折衷案として、tomoに自分で決めさせることにしました。tomoが自分できちんと座れるようになった頃、夜ご飯の時に食卓のそばに一緒に座らせてみました。始めの頃はよだれをためていたtomoは、おもちゃをかじったりしていましたが、だんだんとおもちゃをかむだけでは満足できず、食卓の上の食べ物に手を伸ばし始め、この頃は生後6ヶ月近かったので、正式に離乳食を始めました。
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離乳食スタートの米粉が甘い??

日本と違う所は、中国の離乳食は米粉が中心です。食品の安全性問題で、人々が不安を感じているため、海外から購入するという選択をする家も多く、最も多いのはアメリカ産のものです(笑)
tomoが生まれたタイでは、日本と同じように十倍粥から始めるのが基本です。でも、おばあちゃんの意見を聞き入れ、最終的には比較的便利な米粉をtomoの人生初の一口にしました。しかし、意外だったのは、タイの市場で一番多く見られるネスレのご飯が甘いことです!原材料表示の中には糖分は入っていないけれど、確実に甘いので、早急にいろんなものを試食してから、最終的にアメリカから輸入しているthe earth bestというブランドの米粉に決めました。
はぁ・・・中国のママは海外輸入派になってしまうのだなぁ・・・。
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tomoに米粉をあげ始めた時、お昼寝から起きた時か、お風呂が終わって気分の良いときにあげるようにしました。これなら、眠すぎたり、気分があまりよくないことが原因で新しい食べ物を拒絶することが減ります。毎回楽しく食べていたことが理由なのかどうかは分からないけれど、私は食に関しては気を遣うこともなく、時々食べ過ぎているのではないかと心配するほどでした。

野菜ペーストを冷凍-世代間ギャップを埋める!

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tomoに一週間、米粉をあげた後、野菜のペーストをあげ始めました。私は仕事に行かなくてはならず、おばあちゃんがてんてこまいになるのが心配だったので、一週間分の野菜ペーストを冷凍することを提案してみました。毎食、解凍するだけでOKです。
でも、おばあちゃんに大反対されました。そんな事をしたら不健康だから、毎回新鮮なものを作らないとダメだと。でも、私は時間を見つけて、おばあちゃんが使えるように野菜ペーストを冷凍しておきました。おばあちゃんも、だんだん冷凍する保存方法を否定しなくなり、結局は、時間の節約になりました。
私と中国タイの友人と冷凍保存方法について話している時、首を振ったほぼ全員が自分達はその時に作っていると言っていました。もちろん、その時その時で作るのが一番いいし、一番栄養もあるのは確かですが、忙しかったり、自分で子育てしているママにとっては、ある程度の冷凍食品は効率もよく、気軽な選択肢となります。かつ、栄養面からしても、一週間の冷凍で損なわれる栄養も多くないし、安心して使えます。
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タイの人たちは生まれた時から辛党?

徐々にtomoは普通の食事に移行し始めました。外食の時にも大人の食べ物を見てよだれを出し始め、ちょっと見ていない間に、大きな口をあけて、口の中にいっぱい食べ物を入れていたりしました。たとえタイ料理を勝手に食べて、辛くて泣いたりしたとしても、すぐに忘れてまたテーブルの上の食べ物に手を伸ばし続けます。
タイの友人たちは、小さい頃、間違って大人の料理を食べて、辛すぎて、鼻水も涙も流したと言っています。タイ人の辛いもの好きは持って生まれたものではなかったのですね~。
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果物の王様、ドリアンとのお付き合い方法

タイに住んでいるので、果物を食べるのは毎日の生活の一部となっています。tomoが1歳の頃、すでにタイでよく見かける果物を食べていました。スイカやグレープフルーツは言うまでもなく、マンゴー、マンゴスチン、ドリアンは大好きな果物です。歩けなくても、椅子に上って冷蔵庫を開け、もし食べられなくても諦めません。mokoお姉ちゃんのところへ行って奪い取り、それを食べます。
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私達はアレルギーを心配して、熱帯地方の果物は1歳になってから与えましたが、タイではドリアンのみ子どもにたくさん食べさせてはいけない果物だそうです。子どもがドリアンを好きすぎて、食べる量を規制できなくなるのではないかと心配している親も多いです。思い切って、ドリアンは大人だけが食べられるものだよ、と子どもに言ってみましょう。のどに詰まっちゃうからと言ってもいいですよ。
tomoの乳歯がだんだん多くなってきて、食べられるものがどんどん増えてきました。自然の恩恵を受けられることに喜びを感じる一方で、小さい頃の母乳を飲んでいる時のプクプクした赤ちゃん時代を懐かしく思ったりします。
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By yuki@Thailand

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