大人も自然体で参加!~オーストラリアの学校事情~

日本の場合、小学校6年の間に1度は役員や係をしなければいけないなど、取決めのある学校は多いのではないでしょうか。役員決めにものすごく時間がかかる、という話はよく聞きます。それって世界共通なのでしょうか??オーストラリアではどうなのでしょうか??iolleyさんよりレポートが届きました♪

学校の役員は希望者のみ!

我が家の息子は、オーストラリアの小学校に2年間、ハイスクールに1年間通学しましたが、学校の役員決めについては、学校の先生と親しい方、知り合いの方たちが自主的にやっていました。例えば、息子の小学校はカトリック系でしたので、教会関係者のお母さんが役員などの主要な役割をしていました。ハイスクールでも学校と親しい方、兄弟がいて昔から学校と関わっている方などが役員などを務めていました。
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(子ども達も学校の活動に自主的に参加!)
一般的に保護者は、何か問題があれば学校の先生と直接話しはしますが、特に役員として学校に関わらなければいけない、という強制感は全くと言っていいほどありませんでした。自主的にやりたい人がやる。仕事があり忙しい方、学校に関わりたくないお母さんは、自分の気持ちに素直に従って、学校とは関わりません。そしてそれに関して、他人がどうこういうこともありません。とても、自然だなと感じました。強制感がまるでない中でも、学校と家庭は自然にうまく回っているのです。

保護者会・面談も任意!!

また、絶対に出席しなければいけない保護者会、面談なども特にありません。保護者会のような集まりが1年に1回ありましたが、これも希望者のみ。希望者が先生のお話を聞く機会があるという、くらいのニュアンスです。
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全体を通して興味深かったのは、日本と比べてオーストラリアの小学校では、学校に関わりたくないお母さんは全く学校には来ず、親同士で仲良くなるということもない、ということです。自分の用事が終われば、さっさと退席。
日本では親同士交流する場(しなくてはならない場)が多くあるように感じます。役員会や保護者会、面談など、基本的には出席するのが普通。保護者会にも面談にも出席しないお母さんは、日本では子どものことを考えていないとさえ見られがちです。

余計な気遣いをしない環境

小学校の卒業式でも、ラフな普段着の親御さんたちがたくさんいました。日本のように、お父さんはスーツ、お母さんはワンピースやスーツを着る、ということはありません。小綺麗な服装の方もいましたが、ジーンズ姿の方もいたり、足元はサンダルだったり、とてもラフです。そして写真撮影をするわけでもなく、卒業証書は一人ずつ手渡されましたが、あっけなく終了しました。
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自分は自分。でも、人も認めるからうまく回る

「こうしなければならない」「みんなと同じでなければ」ということがほとんどないオーストラリアの教育環境。自分の気持ちは大切にしますが、同時に他人の気持ちも尊重していきます。どの国でも色々な課題はあるにせよ、日本の保護者が感じているストレスは、オーストラリアにはありません。「受験」が大学まで無いオーストラリア。親も子も、自然体でいられる環境は本当に幸せな感じを受けました。
iolley@Germany
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