楽しい雰囲気の中で美味しいものを食べると、なんだか幸せな気持ちになりませんか?
たとえそれが豪華なものではなくても。
食事をしながら、心がふわっと軽くなる、心が緩んで涙が出てきた――そんな経験をされたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食事の時間、どう過ごしていますか?
私たちは日々何を、誰と、どのような環境で食べるかで心とからだが作り上げられていきます。つまり、生きていく上で、「食」は何よりも大切なもの。ところが、共働き世帯が増え、家族が一緒に食事をする時間がない、ゆっくり作る時間がないという声も最近は大変よく耳にします。
朝ごはんはみんなばらばら。
お父さんと子どもは週末に会うだけ。
お母さんと子どもも帰宅後に慌ただしく食事。
塾通いをしている子は学校から帰って一人でご飯、もしくはどこかで食べるものを買い、塾で食べる。
などなど。「孤食」という言葉をご存知の方も多いと思います。
削られていく「食」の時間
女性活躍推進が叫ばれ、どんどん働こう!という流れが強くなっている裏側で削られてしまっている「食」の時間。
空いた時間にファストフードやコンビニ、安価なファミレスで食事を済ます。夫婦共に朝早くから夜遅くまで働き続け、家族の食事もお惣菜やインスタントで済ませる。子どもも食の楽しさ、本当の美味しさを感じないまま大きくなっていく。
これでは大人も子どもも“心を休ませる”時間が取れず、疲れ切ってしまいます。そもそも私達は何のために仕事をしているのでしょうか??
「食」を中心とした生活を
気分が晴れない、体調不良を感じる、家族とのコミュニケーションがうまくいかない・・・そんな時は、是非一度立ち止まって、日々の食のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。
「食」に焦点を当てた生き方を目指すと、考え方がとてもシンプルになっていきます。何のために働いているのか、子どもとの過ごし方、毎日の生活リズム、そして食べるもの。全てにおいて「無理のない生活」ができるようになっていきます。
家族との食卓は心のエネルギー補給の時間!
皆さんにとって、どういう食卓が理想ですか?食事の時間をどのように過ごしたいですか?そして、子どもにはどういう人に育ってほしいと願っていますか?
家族と食卓を囲む時間は子ども達の心のエネルギー補給の時間。いくら一生懸命勉強したり、知識を詰め込んだりしても、心とからだの健康が成り立たなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
中には料理が面倒、という方もいると思います。でも、何も凝ったものを作る必要はありません。新鮮なサラダがあるだけで充分なご馳走です。大切なのは、一緒に楽しむこと。
まずは理想の食卓を描いてみましょう!
「空いた時間に食事」というライフスタイルではなく、まずは理想の食卓を描いてみてはいかがでしょうか。現状を大きく変えることは難しいかもしれませんが、その「理想」に向けて、少しでもできることはあるはずです。そして、きっと生き方が大きく変わるはずです。
家族との食事をもっと楽しめる世の中になったら、社会は大きく変わるのではないかと思っています。
Sachiko
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