パンからコーヒー、枕まで!
ドイツ人は毎日パンを食べています。黒パンと呼ばれるライ麦パンも人気で、チーズやハムをはさんで食べる人も多いですが、「ディンケル小麦」を使ったパンを常食とする人も増えてきました。
ディンケル小麦とは、英語名では、スペルト小麦です。古代穀物であり、現在の小麦の原種になります。良いところは人工的な品種改良がされていないこと、小麦アレルギーを発症しにくいことなどが挙げられます。
ドイツで12世紀に活躍したベネディクト派の女子修道院長であり、神秘家・ドイツ薬草学の母 ヒルデガルドは、ディンケル小麦は最高の小麦であるといい、毎日常食して長生きをされたと言われています。
我が家もバゲットを購入する場合は、ディンケル小麦のバゲットを買います。ディンケル小麦のパンはコクがあり、しっかりとした味があり本当に美味しいのです!
また、ディンケル小麦のコーヒーも飲んでいます。カフェインもなく、風味はコーヒーに似ており、飲んだ後はとても落ち着いた気持ちになります。最近ではディンケル小麦を入れた小さな枕も売っています。これを就寝時にお腹に乗せて寝ると身体を温める効果があるとオーガニックショップの店員さんが教えてくれました。
ドイツだけでなく、以前住んでいたオーストラリアでもスペルト小麦のパンやパスタが売られていました。世界的にもこのスペルト小麦、ディンケル小麦は広がりつつあるようですね。
薬の前に、まずは体の声を聞く!
またドイツでは、ヒルデガルド修道女の薬草学やハーブが発展しただけでなく、200年前にサミュエルハーネマンがホメオパシーを研究するなど、自然療法が盛ん。
例えば、風邪をひいた場合はすぐに病院に行くことはせず、まず薬局に行きます。薬局で症状を言って、薬を処方してもらいます。このときに、ハーブティー、ホメオパシーを選択することもできるのです。
そして、数日間様子を見て、それでも治らなければ病院にいくことになります。薬局ではホメオパシーの医師を紹介してもらうこともできます。
自分の考えに基づいて色々な選択ができるというのは、とても大事なように思います。自分の体の声を聞きながら、食べるものも、薬も、最適なものを選んでいけたらいいですよね。
・マクロビオティックを用いた自然のお手当方法 熱や下痢について/Japan
・え!?病院行かないの?―ドイツ人が風邪をひいても、すぐに病院へ行かないわけ―
・熱が出た時はこうする!/Thai
・風邪予防から熱さましまで、モンゴルの驚きの治療方法
Iolley@Germany
iolleyさんの他の記事も合わせてお読みください。
・ドイツ人の食生活から学ぶこと、考えさせられること
・ドイツに来たシリアからの難民の人々
・「パッチワーク家族」という家族のあり方/Germany
・ドイツの小学校のランチタイム♪
・小学校にママボランティアの売店も!~オーストラリアの給食事情~
・iolleyさんリレーインタビュー
2017年4月より、菜食栄養学からセルフブランディングまでを学べる「菜食料理教室を自宅開講したいママのための講座」を開講します!!菜食に興味を持ちながら子育てをしている仲間との出会いや学びを通して、2017年をより実り多いものにしませんか?
詳細はこちら「菜食料理教室を自宅開講したいママのための講座」よりご覧ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ぜひリレーインタビューにご参加ください。
あなたの声を世界のママに届けます。インタビューはこちらから