皆さんにとって公園はどんな存在ですか?私の近所の公園は、滑り台、ぶらんこ、アスレチックなどの遊具があり、日本では良く見かける公園です。息子が赤ちゃんの時は抱っこ紐で息子を抱き、この公園をよく散歩しました。2歳となった今は、遊具で思う存分遊んでおり、子どもの成長と共に一緒だった公園は、母親としても思い入れがあります。
子どもは、遊具を使って遊ぶことで体力をつけたり、チャレンジ精神や知性が育まれたりするのではないかと思います。公園で子どもが安心して遊ぶことができている背景には、「安全性」について様々な取り組みがなされているからだと言えるでしょう。
我が家の近所の公園をご紹介♪
現在は、滑り台やアスレチックなどが一体となったコンビネーションタイプの遊具が主流になりつつあります。国土交通省の指針を受けて作られた安全基準では、遊具の安全性の領域というものが設定され、遊具から180㎝以内に障害物となるものは置いてはいけないという決まりがあります。単体のものをいくつも置かなくても、複数の遊具が合わさったコンビネーション遊具を置けば、様々な遊びが出来ます。限られたスペースの公園では特に重宝されているようです。
滑り台の滑り面は、直射日光対策でプラスチック製に。滑り台の着地部分には、ラバーマットで衝撃吸収対策。頭や顔をぶつけやすい滑り台の滑り面には、角をなくす加工が施されています。
滑り防止のマットも使用されています。
滑り台の上部では、突起に洋服が引っ掛かったりしないように、特に突起や出っ張りがない設計にと配慮されています。
遊具と遊具の間の隙間に落下防止の網も設置。
ブランコの周囲には、柵を設けています。
これだけ対策を取られている公園だと、本当に安心して遊ばせることができます。
公園がシニア向けに方向転換!?
ただ、現在は子ども遊具が激減傾向にあり、シニア健康遊具が増加しているそうです。健康遊具とは、わきや背中伸ばしができる手すり、足つぼを刺激できる器具、肩回し運動ができる器具などその種類は様々です。
2013年に発表した国土交通省の調査結果によると、都道府県などが管理する全国約14万6000か所の公園で、3年前と比較して遊具全体の数がほぼ変わらないのに対し、健康遊具の数が28.1%も増加していました!
先程紹介した私の近所の公園にも、健康遊具が設置されていました。
このように、子どもの遊び場として昔から使われていた公園が、高齢化社会に伴い変化を見せています。子どもが安全に遊べる場であり、親としてもとても助かる存在の公園。いつまでも憩いの場であってほしいな、と思います。
【参考文献】
1)見学しよう工事現場8 公園、溝渕利明、株式会社ほるぷ出版、2013
2)いつから安全管理が定まったか
3)子どもとおでかけ情報 iko-yo 最近の公園はこんなに進化している
4)国土交通省 都市公園における遊具等の安全管理に関する調査の集計概要について
5)NEWS ポストセブン 町の公園で子ども用遊具が激減傾向 シニア向け健康遊具
shoko@Japan
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