子どもに外国語を習わせるバンコクの親たち
サワディーカ(สวัสดีค่ะ)皆さん、こんにちは!バンコク在住のyukiです。
今日お隣さんの六か月の子が英語教室に行ってきたそうです。えっ?六か月で英語教室?さすがにびっくりしました。英語教室というよりも英語を話すフィリピン人の先生が絵描きや踊りなどを教える教室です。
私がいるバンコクでは、子供に二~三か国語を勉強させるのは普通のようです。主流としては英語、中国語と日本語。大体学校で英語を学んで、塾で別の言語を勉強するのがメインです。
先生たちも欧米人からフィリピン人まで様々。学校も外資系私立学校→バイリンガル私立学校→公立学校と順番を付けられています。この順番の理由はいろいろありますが、授業中使う言語だけで見れば、外資系私立学校は主に英語(欧米人先生)、タイ語禁止。バイリンガル私立学校は主にタイ語、プラス英語(フィリピン人先生)。公立学校はタイ語だけ。
外資系企業への就職を目標に
そして時々面白い現象を目にします。タイ人の親子が英語で会話をしている光景です。タイという国は発展途上国であり、国際的地位の高い民族企業はまだ少ないため、工業、貿易は周辺国や欧米に依存性が高いという事実があります。そして、企業に就職するのなら、外資系がよい。じゃ、まずは外国語の勉強だという認識が徐々に広がっています。
でも教育費用は膨大。。
ただし、塾にしても外資系私立学校にしてもかかる費用は膨大です。塾で一対一のクラスは500バーツ/時間(約1700円、2015年現在のレートで換算)。外資系私立学校は年間60-90万バーツ(約200-300万円、同)が一般的のようです。普通の私立学校の費用は大抵9万バーツ(約30万円、同)公立学校は義務教育で無料です。
そして、タイ人の年間平均収入は約$5,000(2014年データ)、約60万円です。一般家庭は年収を尽くしても外資系私立学校には入れません・・・。いわゆる、金持ち向けの貴族学校です。
公立学校でも外国語に触れる機会を用意
でも、公立学校にしか選択肢のない子供たちも嘆く必要はありません。公立学校にも週一程度母国語である外国人の先生に「出張授業」してもらっています。ただし、どこまでできるかは個人次第になりますが…
私の上海の高校、大学時代には週一回アメリカ人の先生、日本人の先生の授業がありました。その時は上海では珍しい良い学校とみられていましたが、今の時代だとタイの公立学校でそのレベルが受けられるのですね。素晴らしい時代の進歩に感心します。
yuki@Thailand
タイの病院であった衝撃の熱を下げる方法(「熱が出た時はこうする!」)や、タイに住むママたちからの生の声(インタビュー)など、、「タイの記事」はこちら
yukiさんの記事はこちら
・タイの子供の日
・我が家の離乳食―中国、日本、タイ3カ国文化大衝突
・思わずよだれが!!バナナの美味しいレシピ/Thai
・yukiさんインタビュー
ぜひリレーインタビューにご参加ください。
あなたの声を世界のママに届けます。インタビューはこちらから