【ドイツ親子移住レポ②】登下校は先生も一緒!たくさん遊べる小学校生活

2017年にベルリンへ親子で教育移住をしたsayakaです。今回は現地小学校での過ごし方についてレポートいたします。「子どもに優しい社会」は大人にとっても幸せな社会なのではないかと感じています。
sayakaさんの前回のレポートはこちら

朝食は学校で、そして午後は思いっきり遊ぶ時間!

子ども達と遊ぶドイツの先生
ドイツの小学校でまず驚いたのは、登下校の時間が先生も一緒ということ。
朝は登校時間(8時)の10分前までは学校には入れません。10分前のブザーと共に先生も生徒も一斉に教室へ向かい、各々の教室で担任教師がカギを開けてくれるのを待ちます。
そして娘たちの小学校は朝ごはんをまず皆で食べるそうです。
その後、お昼までは授業(高学年は午後も授業があるそうですが)、午後からはとにかく先生と生徒で遊んでいます。子どもたちに聞くと、敷地内の遊具で遊んだり、教室で料理やゲーム、歌をうたったり、お姉さんがバイオリンを教えに来てくれることもあるのだとか。
ちなみに、朝食は各々が持参したものを食べます。多いのは、サンドイッチとフルーツ(リンゴや葡萄、バナナなど)という組み合わせ。学校近くのお店も登校時間に合わせてオープンしており、登校前に買っていく子もいます。昼食は大半の子は給食ですが、どちらでも良いので、持参したものを食べている子もいます。

『子ども時代』をしっかり過ごせるドイツ

たくさん遊ぶドイツの子ども達
今の日本の小学校ではびっちりお勉強、帰宅後も塾や習い事が当たり前。時間が空いても遊ぶ友達を探すのも一苦労・・・。ゆっくり過ごしたくても家でやらなければ「遅れる」という変な恐怖心があおられているようなそんな気がします。
こちらに来てゆったりのんびり子どもたちと向き合う中で、ふと、『今、子どもでいられなければ子どもらしくいられる時間は一生ない。』――そんな風に思った時、こうして子どもらしく遊ぶ時間を持てる、そして子どもだからこそ持つ疑問をすぐに聞ける環境にあるドイツの小学校の素晴らしさをしみじみと感じました。

日本の小学校を当たり前と思うと、違和感も多いドイツの小学校。
しかし、子どもの人生、笑って好きなことをして生きてほしい・・・と思えば、小学校で「遊びを学べる」ことは人生の中でとっても有意義な時間・好きなことを探せる時間になるのではないかと思っています。

フリーパスで一年間、課外授業に行き放題!!

ドイツはフリーパスで一年間課外授業に行き放題
ドイツの小学校では課外授業も多く、月に2・3回公共交通機関を使って博物館や映画館・大きな公園、夏はプールなどへ行きます。
その為のフリーパス券のようなものがあり、学校を通して年間一定額を公共交通機関へ払うとどこへでも行けるそうです(プライベートは別料金です)。そのフリーパスも大人の一日券と同じくらいの料金で一年間課外授業行き放題という夢のようなパスです。
このフリーパスの料金の安さもそうですが、ドイツでは習い事も、どこか「教育はビジネスにしてはいけない」感があり、月謝は日本に比べるとかなり安いものが多いです。
また、街を歩いていても子どもにはとても寛大な方が多く、子どもにとって、とても生きやすい国だということを日々感じています。子どもがゆとりをもって暮らせる社会というのは、大人も一緒にゆとりを持てる社会なんですね。子どもも、大人も、「今」という時間を大切に使っていきたいですね。
Sayaka

Sayaka Profile
ドイツ親子移住レポ~子どもたちを思いっきり褒める先生方~ sayaka
中学の時に第五腰椎分離症を発症し、腹筋背筋を鍛え続けなければ
子どもを産めないと言われる。子どもながらに試行錯誤し、腹筋背筋はほぼ毎日
欠かさずしていたものの知識不足から度々発作。
更に、マタニティ期間中に腹筋背筋は衰え、産後激痛に。
その後、ピラティスと出会い、資格を取得。その後、子連れで通えるピラティス教室「Pilates style la pilica 」を開講するほか、マタニティーピラティスインストラクター資格も取得。
また、子どもが成長するにつれ、最近の子どもたちの運動不足や姿勢、コアの弱さなどを知り、キッズコア体操普及員となり体操教室を主宰。新体操教室のトレーニングや幼稚園の体操教室などでキッズ・ジュニアの体力強化活動をする。
現在は体を作る「食」「環境」「教育」への興味から、ドイツのベルリンにて親子留学中。2女の母
LA PILICA LIFE

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