ドイツの文房具は世界中で愛されている
ドイツには、文房具のブランドがたくさんあります。
世界の建築家から絶賛される製図用の高級鉛筆で有名なドイツの老舗ブランド『ステッドラー(STEADTLER)』、世界初の蛍光ペンで有名な『スタビロ(STABILO)』、鉛筆の六角形のデザインの元、鉛筆の世界的基準になった『フェーバーカステル(FABER CASTELL)』、ボールペンと万年筆で有名な『ラミー(LAMY)』、高級万年筆のモンブラン(MONT BLANC)。ざっと挙げてもこれだけあります!
ドイツの文房具店では、これらがずらりと並んでいます。
文房具好きには、たまらないのではないでしょうか。
otto33.hatenadiary.comより
学校教育は自由な創造力を重視する
そして文房具店をよく見てみると、子ども用の安価な万年筆がたくさん売られている、色鉛筆の種類やバリエーションがたくさんある、ということに気が付きます。
日本では、小学生といえばクーピーの12色をよく使用しますよね。12色でなくとも、学校から数の指定があるケースがほとんどだと思います。一方ドイツの小学生は、色鉛筆や色ペンを自由に使用します。自由で創造的な活動を重視しており、12色とは限定されません。
ハイスクールのテストはボールペンか万年筆で!
また、ドイツのハイスクールのテストでは、ボールペンか万年筆で書かなければいけない、という理由から、小学生から万年筆の練習をし、ハイスクール時代には、ほとんどの生徒が万年筆を使用するようになります。鉛筆でテストの解答を書いてはいけないのです。
テストの答案を書くのを間違えた場合は、線を引いて修正するか、専用の修正ペンで直します。
そして字体は筆記体が積極的に使われます。日本では現在、筆記体が使われるケースは少なくなっているのではないでしょうか。
人間は、筆記体で書くことで脳が活性化されるとも言われています。日本の漢字も草書で書けるようになったら素敵ですよね。
スイスペリカン社が開発した子ども用万年筆。Pelikan/ペリカン ペリカーノジュニア 万年筆
papeterie la merより
文房具店から見る国の違い
文房具店を見てみると、それぞれの文化に基づいて成り立っているということを強く感じます。そういった文化的背景を考えながら、地元や旅先での文房具店を覗いてみるのも面白いかもしれません!
Iolley@Germany
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