やりたいこと、学びたいことをやるのが放課後
今回は、ドイツの子ども達の放課後の様子をご紹介しましょう。
ドイツの中学校では、日本のように「参加しなければならない」というクラブ活動はなく、学校内に卓球やバスケットのサークルのようなものがあり、参加したい生徒が参加します。
また、習い事をしている場合、ダンスが好きな女の子はダンススクールへ、サッカーの好きな男の子はサッカースクールへ1週間に2回ほど通う子もいますが、日本のようにいくつも掛け持ちをして習い事をすることはありません。
自分がやりたいこと、学びたいことをやる、というのが基本的なスタンスです。
放課後、図書館にいる子どもたちが多いのはなぜ?
ほとんど習い事をしていないという子も多く、学校から帰宅後、図書館にいる子ども達をよく見かけます。日本と違うのは、図書館でも学校の勉強の参考書や問題集などを借りることができること。
日本の図書館にあるのは図鑑、専門書、小説などで、勉強用の問題集はほとんどないと思いますが、買わずに図書館で借りることができれば、勉強する機会も増えますよね。もともと、ドイツでは大人も子どもも本をたくさん読みます。図書館で様子を見ていると10冊以上の本を借りていく子どもも沢山見かけます。
図書館も発達しており、借りるのも返却も全て無人!
余裕を持って過ごすドイツの小中学生
家では、中学生にもなるとSmartphoneのアプリWHAT’S APPで友達とメッセージ交換をして過ごしていますが、これは日本も同じですね!(日本では、lineが流行っているようですが、欧米ではWHAT’S APPのシェアが断トツです。)
このように、帰宅後も余裕のある生活を過ごしているドイツの子ども達。決定的に異なるのは、小学生でも中学生でも、ドイツでは受験がない、ということ。塾などに行っている子どもはほとんどいないのです。
子どもが将来、自分でやりたいことを見つけ、切り開いていく力を付けるには、子どものうちから考える時間を作っていくことが大切ではないかな、と感じています。
塾通い、習い事に追われる日本の子ども達。色々な国の様子を見ることで、これからどのような選択をするか、考えていただくきっかけになったら良いなと思っています。
by iolley@German
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