我が家の娘が2歳ぐらいのときは、本当によく泣いていました。おもちゃが見つからなくて泣く、ママがリンゴを洗っているのを待てなくて泣く。娘を聞き分けのない子にしたくはない―これはどうすればよいでしょうか。
外食したり、買い物をしたりしていると、床に転がって駄々をこねて泣く聞き分けのない子どもを見かけることがあります。大人のほうも特に気にしていない様子です。子連れだからとか、子どもが待てなかったとか、子どもは聞き分けがないなどの言い訳をすることは、他人の迷惑を考えていない証拠です。聞き分けのない子どもには、待つことを教えましょう!
子どもが泣くのは要求の表現
乳幼児期の子どもは、自分の要求を言葉で言い表せません。おなかがすいた、のどが渇いた、具合が悪い、子どもはこれらを泣くことで表現します。大人が子どもの要求を満足させたら、自然に泣き止みます。でも、子どもが成長するにつれて、要求は生理的要求ではなく、より子ども自身の感情が加わる自我要求や自己実現要求へと変化します。そのため、大人はむやみに子どもの要求を満足させてはいけません。
大人は、子どもが泣き叫んでいる時にすぐに満足させるのではなく、慰めの言葉をかけたり、励ましたりと少しの忍耐をさせ、子どもに我慢することと待つことを教えます。それは、子どもに物事を待つという理性を教え、誘惑に対しての抑制力をつけさせることにつながります。これにより、子どもはもっと冷静に、より大きな目標を追い求められるようになります。
どのように子どもに忍耐を教えるか
1.子どものわがままや号泣に対して簡単に要求をのまない
子どもが泣き叫んでいる時、まず大人は具合の悪いところはないか確認する必要があります。具合が悪くなければ、その子はちょっと癇癪を起こしているだけ。この時、大人は必ず冷静でいてください。心の中で、子どもが泣くのは正常なことだ、と念じてください。それから心を落ち着けて、子どもに必要なことを伝えます。急いだり、イライラしないでください。冷静な親は、冷静で気立てのよい子どもを育てられるでしょう。
2.“ちょっと待って” の概念
私の娘は「ちょっと待って」が理解できていませんでした。「ちょっと」って何でしょう?見たり触ったりできるものではないし、どのぐらいでしょうか?これは、「ちょっと」の概念をできるだけ数量化する必要があります。見て分かるようにするのです。
娘がまだ小さい頃、娘を食卓の椅子に座らせ、私が見えるようにして、「ママは今リンゴを洗っているよ」とか、「ミルクを作っているよ、ママが終わるまで待っててね」と伝えました。始めた頃は娘もまだ理解できていなかったのですが、回数を重ねるうちに、ママの仕事が終わるまで待てばよいのだと分かるようになりました。それは私自身の小さな要求を満足させてくれました。子どもがもう少し大きくなり2歳以上になると、この概念を理解できるようになります。
この場合、「ちょっと」をさらに具体的にする必要があります。例えば、「数を数えましょう」と言い一緒に100まで数えたり、「長い針が10のところにくるまで待ってね」と言ったり、小さい砂時計を準備して「砂が全部落ちるまでね」と言ってもいいかもしれませんね。子どもに待つことを教えるついでに、数を教えたり、形状を覚えられたりしますよ。
3.子どもを待ちぼうけさせない
子どもがだんだん待つことを覚える時、子どもを待ちぼうけさせないようにしてください。親は自ら手本を示さなくてはいけません。言ったことはやりましょう!
P@China
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