子どもの力を信じて待つ

子どもの力を信じて待とうとしても、つい先回りしてやってしまうこと、多いですよね。トイレトレーニングで「信じて待つ」ことを実践したhimamaさん。排泄の自立が、子どもにとってどのような影響を与えるかを知ることが鍵だったそうです。

子育てについて(ひまま)

娘が「パンツにしたい」と言う、その日まで。。

子どものオムツを外すのに、何をしましたか?または何をしようと思っていますか?
私がやったこと。「本人がパンツにしたい!と言うのを待った。」・・・それだけです。オマルもトレーニングパンツも用意しませんでした。3歳直前のある日の夜、娘が「おねーちゃんパンツ履く」と言いだして、その日からオネショはゼロです。(オネショ用にだけ、布団まで漏れないように専用ズボンを買ってみたけど、本人が嫌がったので使用せず)。
日本では、2歳を過ぎてから「トイレトレーニング」と言われることを始める方が多いです。
-オマルを買い
-1~2時間おきにトイレに誘い
-トレーニングパンツ(お漏らししても吸収量が多いパンツ)を履かせる
さらに夏には、「無理に“パンツに変える”か、家では“何も履かせない”を1週間続ける」という強硬手段も。

恥と誇りに思う気持ちを獲得するのが排泄の自立

私も最初は、2歳の誕生日頃(ちょうど夏生まれ)にこの強硬手段で取れればいいかなぁ?と漠然に思っていました。でも、ある記事を読んで考え方が一変!その記事にはこうありました。
-排泄の自立には“身体的機能”だけではなく、“心の自立”が不可欠である。
-トレーニングをして、失敗ばかりさせると自尊心を深く傷づけてしまう。
さらに、とある有名な心理学者の方が言うには「排泄の自立=恥と誇りに思う気持ちを得るもの」とのこと。オムツからパンツにするというのは、一種の通過点と思っていた私には、びっくりの内容。けれど、本当に自尊心に関わる程のことなら、しっかり尊重してあげたいと思いました。
ただそんな私も1回失敗しています。実はパンツ移行の2か月前に、一度だけ娘の希望でパンツにしたことがありました。途中までうまくいってたけど、その日の夕方に漏らしてしまい、本人の意向でオムツに戻りました。そこから約2か月、娘は「おしっこしちゃうからオムツ履く」と頑なにパンツを拒否。
たかが1度の失敗、しかも特に怒った訳でもないのに、これだけこだわるということは本当に自尊心に関わる問題なんだと思いました。なので2か月間、正直“やきもき”しながらも娘から再度言ってくるのを待ちました。
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娘のオムツ外しを通して学んだこと

子どもの力というのは、コップに水が溜まっていくように徐々に溜まって行き、溢れた時がやっと使える時なんだそうです。娘が再度「パンツにする」と言ったのは、ちょうどその水があふれた時だったんだなぁと思います。
今回のオムツ外しでは娘のことを待てた私ですが、他のことでは待てずにジリジリする気持ちになることもしょっちゅう。でも今回実感した「子どもの力はいつかはちゃんと溢れ出る」ということをしっかり胸にとどめて成長を見守りたいと思います。
himama@Japan
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