タイの子どもの日

子どもの日は国によって内容も日にちも違うということをご存知ですか?3か国に住んだことのあるyukiさんより、タイ特有の優しさに満ち溢れた子どもの日についてお送りします。

サワディーカ(สวัสดีค่ะ)皆さん、こんにちは!今年の12月9日はタイの子どもの日です。海外に出て初めて、子どもの日は国によって違うということを知りました。中国は6月1日、日本は5月5日、タイは12月の第二土曜日。では、タイの子どもの日の様子をみてみましょう。

イベント盛りだくさんのタイの子どもの日

母の日や父の日ほど街中が飾られるような派手さはないのですが、各社会団体や各家庭では色んなイベントを行います。そして、テーマは一つだけ、「子どもたちを喜ばせよう♪」スーパー、デパートなどは、子どもの日当日におもちゃ、文房具、子ども服などのスペシャルセールをやっています。市民センターは一日遊園地に変身。ゲーム、ショー、食事などで子どもたちがいっぱい集まっています。もちろん、全部無料です。
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警察官は子どもの味方!

また、警察もイメージをガラッとかえ、イベントを行います。そのイベントは警察ダンスです。パッタニ県の警察署では、平日厳粛な顔を持っている警察官たちが子どもを喜ばせるためにかわいいダンスを披露しています。これで、警察は怖くなく、子どもたちをかわいがって悪い人から守る人ですよ、とアピールしてるのでしょう。
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国民皆で自発的に子どもの日を祝う

そして、一番驚いたのは個人です。発展途上国のタイでは、平均収入以下の人口は多数です。中には子どもの日を祝う予算もない子もたくさんいますが、社会団体以外の個人でも(お金持ちでも一般人でも)自分のできる範囲内で周りの子どもたちにお菓子やプレゼントを用意して配ります。
スーパーなどはイベントにより収益を得るかもしれません。社会団体も宣伝効果になるだろうと思います。しかし、個人自発的なこのような行為からは「子どもたちがだれでも喜んで子どもの日を過ごせるように」という人情の暖かさしか感じられません!このような人への優しい思いやりがタイの魅力ではないでしょうか。そして、気づかないうちにその思いやりが「社会責任感」となり、この世の中をもっと暖かくしていくのでしょう。
by yuki
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