小学校にママボランティアの売店も!~オーストラリアの給食事情~

母と子で3年間オーストラリアに滞在していたiolleyさん。お子様が通学していた小学校2年間、ハイスクール1年間の時の様子をお送りいただきました。フルタイム勤務で忙しいお母さんも増えてきている、というオーストラリア。お弁当を持ってくることができない子にはとても嬉しいサポートがあるようです♪

オーストラリアの小学校は、12月のクリスマス前から1月のほとんどが夏休み。そして新学期は1月末の月曜日から始まります。この時期は、オーストラリアでは一番暑い時期です。
我が家が滞在していたのは、オーストラリアの北部の熱帯地域でしたので、新学期の時期はマンゴーの季節でした。家の近くの庭にもマンゴーがたわわに熟れていました。38度くらいの日もありましたが、そのような日にマンゴーを食べると、身体がすっと冷やされるのが分ります。やはり、その土地に必要なものが育っているのですね。
iolleyオーストラリアランチタイム1

ランチタイムは2回!!

息子が通っていたオーストラリアの小学校では、ランチタイムが2回ありました。10時半と12時半です。これは、暑い地域では数回に分けて食べた方が食中毒にならないという知恵でもあるらしいのです。また、もう一つの理由として、朝食を食べない子どものために、10時半のランチタイムは朝食用のフルーツの時間であるとも言われています。
iolleyオーストラリアランチタイム2
ほとんどの生徒は10時半にはフルーツを中心に食べ、12時半には、サンドイッチを食べています。そしてみんなが持ってきているお弁当は、バナナ、リンゴ、ブドウなどのフルーツと、パンにハム、チーズ、レタスを挟んだサンドイッチが一般的。その横には、チョコレートが入っている場合もありますよ。

お母さん達が手作りランチを販売!

一方、オーストラリアでもお母さんがフルタイムで働いている方が増えており、中にはお弁当を持ってくることができない子もいます。そういった生徒用に、ランチを売る売店もあります。そしてこれはなんと、お母さん方のボランティアで成り立っているのです!
iolleyオーストラリアランチタイム3
売られているものは、お母さん方手作りのハムやチキンをはさんだサンドイッチ、マフィン、ガーリックパン、フライドポテトなど。日本人のお母さん方が作られている太巻きも「Sushi」と呼ばれて人気を集めていました。お母さん方は子ども達の日々の様子も見ることができ、とても良い交流の場になっているようです。

そしてランチのあとは・・・

オーストラリアの小学校では、朝は8時半から始まり、下校時間は小学校1年生でも6年生でも15時。そして小学校1年生は、昼食後にお昼寝タイムがあります。かわいいですよね♪
お互いに助け合いながら、子ども達を見守るランチタイム。何もかも「みんなと同じでなければならない」という理由はありません。こういう仕組みがもっと日本にあっても良いのかな、と思いました。
by iolley@German
iolleyさんありがとうございました!
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